Moocs最大手のedx!!Google、Facebookと挑む教育のオープンソース化
edxが挑戦するもの
前回のcouseraに続き、今回はMoocsのなかでも代表格であるedx(エデックス)について書きたいと思います。edxはハーバード大学、マサチューセッツ工科大学の共同で運営されている非営利団体です。
edxの目的は
- 成長を望む全ての人に学習の機会を与える。
- オンライン・キャンパス両方の教育力を高める
- 研究によって教育と学習を向上する。
edxはこれらの達成のためにユーザーから求められているコースやコンテンツを超えるものを作成すると言っています。根本の狙いとしてはテクノロジーがどのように教育変革し、生徒の学習を向上させるのかという一種の研究のような面もあり、世界中の良質なコンテンツをオープンソース化しながら交流型のものへと進化させていくようです。
そのコンテンツの中身ですが、MITやハーバードの授業はもちろんの事、日本の大学では昨年の京都大学に続き大阪大学も参加を決めています。
(大阪大学HP http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/topics/2014/03/20140306_01)
(京都大学がMoocsに参入http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20130522/1091103/)
また、日本でも有名な「ハーバード白熱教室」のマイケル・サンデル教授の授業も配信されるそうです。
世界中のコンテンツを世界に!
edxはグーグルやフェイスブックとも連携し様々な事業を手がけている。グーグルとの共同事業では、大学機関、行政、個人、団体などがそれぞれのコンテンツを世界に発信出来るオープンプラットフォームを作ると発表しました。
またフェイスブックとは新興国の学生が学習出来るように新コンテンツを作成し、インドAirtelがモバイル用通信を提供する事になっています。
このように、Moocsの流れは大手企業をも巻き込んで広がりを見せつつあります。まだまだインターネットに繋がらない人が世界中に50億人もいると言われています。つまり3人に1人しかインターネットに繋がっていません。
しかし、徐々にでもこういった大手IT企業との連携でモバイルネットワークを使ったサービスもみられるようになってきました。
まだまだMoocsの勢いから目が離せません!